グローバル化について思うこと

この記事は,グローバル化が進んでいるといわれている現在の環境について個人的に思ったことを書いたものです.
かなり読みにくいかもしれませんが,参考になるようでしたら幸いです.注意点として私個人の意見が多分に含まれていることをご了承下さい.文字数は2,000字程度あります.
誤字脱字を発見された方は連絡していただければ助かります.

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※画像はPixabayより.



 現在我々が当たり前に耳にするようになった「グローバル」という言葉や「異文化コミュニケーション」といったキーワードが頻繁に使われるようになったのは1989年以降のことである.1989年に起こったベルリンの壁の崩壊と1991年のソビエト連邦の解体を以って,それまでアメリカとロシアの二大勢力間で存在した所謂冷戦が終結した.冷戦が終結する世界情勢のなか,アメリカ側の「資本主義(=自由経済)」対ロシア側の「社会主義(=計画経済)」といった二大勢力の対立が,社会主義圏が崩壊することによって消え去り,世界はひとつであるという発想のもと生まれたのが「グローバル」という概念である.グローバルになっていくことをグローバル化と呼ぶのは周知の通りである.グローバル化とは社会的・経済的に地域を越えて世界規模で結びつきが深まることを意味する.当時はモノやお金が世界中を駆け巡る「経済」を中心にグローバル化が進み,このグローバル化により世界が均質かつ単一化していくという考え方が主流であった.しかし実際に現在では,一部後述する例などを除いて,世界的に単一化よりも寧ろ多様化が進んでいる.国籍や民族,使用する言語の異なる人々,そしてそのそれぞれの人々が持つ文化が,グローバル化する現在の世界環境で,異文化として互いに受け入れられるようになった.同時に,多様化する世界を前に異なる文化を持つ人々が互いの文化的な違いや価値観を受け入れ,それらを尊重し新たな関係性を創造することを目指す,所謂多文化共生の考え方が重要な意味を持つようになっている.
 いずれにしろグローバル化が進むことによって世界は大きく変わった.現在の環境はこのグローバル化がかなり進んだ段階にある.グローバル化が進んだことによって,当然いくつかのメリットとデメリットが生じた.グローバル化によるメリット,即ちグローバル化が世界に齎した恩恵としては,例として生産性の向上や技術の発展が挙げられる.まず様々なグローバル企業で国際的な分業が進展し最適の国や場所において生産活動が行われるようになった.効率的にモノを生産するために安い賃金で雇用することが可能なアジア圏の国などで生産したりすることで生産コストが下がるといった具合に,グローバル化によって生産性が向上した.これによってアジア圏の国に限らず世界的にも雇用が増加するため,貧困の状態にある人々の数が減少するという見方もある.またグローバル化によって世界の様々な人材,知識,そして技術などにアクセスできるようになり,技術や文化がより発展する可能性が出てきた.グローバルな交流によって,あらゆる場所に存在した既存の技術が別の場所に存在していた技術と合わさったりすることで新たな技術が生まれやすくなり,技術の発展が従来よりも進みやすくなった.他にも環境問題など一国のみでは解決できない問題に世界中の国々が協力しあい解決していくということが可能になったり,様々な文化を持つ人たちが交流しあうことで新たな文化が生まれたりと,グローバル化が世界に齎した恩恵は計り知れない.その一方で,グローバル化によるデメリットも当然ながら存在する.例としては文化の消滅・衝突,産業の空洞化,そして本研究が着目した異文化コミュニケーション手法についてなどがある.前述のようにグローバルな文化交流が増えて新たな文化を生むといったメリットがある一方,流入してきた他国の文化が自国の文化を侵食するといった事態も考えられる.これは日本国内だけにフォーカスした場合でもいくつかのデメリットの例がある.そのひとつとして,能楽や歌舞伎,文楽,落語などについて挙げられる.これらはいずれも日本の伝統芸能であり,日本が世界に誇るべき文化ではあるが,これらの文化を実際に鑑賞または体験したことのある日本人が減少しているといった問題がある.学校で多少学んだとしても実際には詳しいことを全く知らないという日本人は多いだろう.当然これらの日本の伝統芸能をすべて知らないのがおかしいという話ではない.しかし大河ドラマを放送したり戦国時代のゲームが作られたりと,自国の歴史を学ぶのに積極的といえる日本人が自国の伝統文化については殆ど何も知らないというのは不思議な話ではある.ではなぜこのような事態になったのか.これは日本人の不勉強が原因なのではなく日本の伝統文化が消滅しつつあるという重大な問題が原因であると私は考えている.今の日本には様々な海外の文化が取り入れられており,同時に前述の例のようにいくつかの日本の文化も消えつつある.特に能楽や文楽などは細々と文化の継承は続いているものの文化としては死に体といっても過言ではない.断言できる訳ではないが,もしグローバル化が進んでいなかったら,極端な話江戸時代から日本が鎖国を続けていたとすれば,前述のような日本の伝統芸能はまだまだ根強く日本の文化として残っていただろう.グローバル化により他国の文化が自国の文化を侵食するとまではいかなくとも,自国内だけでもこのように文化が消えていくのは,グローバル化によるデメリットのひとつであるといえる.

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2017年12月1日(金)
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