チャレンジャー号爆発事故の原因と考察

この記事は,1986年1月28日にアメリカ合衆国のスペースシャトル「チャレンジャー号」が射ち上げから73秒後に分解し7名の乗組員が死亡した事故(以下,チャレンジャー号爆発事故)について個人的に思ったことを書いたものです.
かなり読みにくいかもしれませんが,参考になるようでしたら幸いです.注意点として私個人の意見が多分に含まれていることをご了承下さい.文字数は1,000字程度あります.
誤字脱字を発見された方は連絡していただければ助かります.

entry-21_01.jpg 
※画像はPixabayより.



 まずチャレンジャー号の爆発事故について考える.この事故は,1986年1月28日にNASAのスペースシャトル「チャレンジャー号」が発射直後(打ち上げから73秒後)に大爆発(正確には空中分解)を起こし,7人の乗組員全員が死亡した事故である.ブースターロケットのシール部品であるOリングというゴム製品が低温(打上時の気温はマイナス3℃)で弾性を失い,高熱ガスが漏洩して貯蔵タンク内の燃料に引火爆発したことが原因であった.
技術的な問題もあるが,今回は主に人物や組織といった観点から考察する.

 まず,Oリングが適切にシールできないことは不確実ながらも予測されていた.主任技師であるボイジョリーは温度と弾性の間の相関関係を知っており,低温になるとシールの信頼性が保証できないことを知っていた(ただし彼は正確に何度でそれが起こるかを予測できなかった).しかしボイジョリーの所属するモートン・チオコール社の経営陣は,この問題をにわかには受け入れられないでいた.NASAとの新規契約を強く望んでいた経営陣の一人メイソン副社長は,正確なデータを出せない技術陣の責任者であるロバート・ルンドに「技術者の帽子をぬいで、経営者の帽子をかぶりたまえ」と言った.その結果,技術陣の勧告は無視されてしまった.ボイジョリーは最後まで経営陣を説得しようと試みたが無視され,チャレンジャー号は予定通り打ち上げられた.そして打ち上げから73秒後にOリングのシール不良が原因でチャレンジャー号は爆発した.

 確かに技術的な問題もあるが,他にもNASA内で現場の技師と管理者との間の意志の疎通が不十分であったこと,NASAが次年度の予算を取るために技術上の問題をある程度無視せざるを得なかった(と考えられている)こと,NASAとの新規契約を強く望んでいたモートン・チオコール社の経営陣の思惑があったことなども問題として挙げられる.そして私が考える一番大きな問題は,経営者が技術者に耳を傾ける姿勢がなかったことである.このチャレンジャー号事故が起きたような状況に限らず,様々な状況下においてどのような場合であっても経営者は技術者に耳を傾けなければならないと強く感じた.自身の利益やその他の環境的な要因に左右されないことが重要である.技術者がどれほど警告・忠告をしても経営者がそれを無視すれば,当然技術者はお手上げ状態である(このような状況は沢山あるだろう).チャレンジャー号の爆発事故から学べることの一つとしてこのことは,即ち経営者が技術者に耳を傾ける姿勢の大切さについてはよく考えなければならない.
関連記事

コメント

非公開コメント

yuruyuruhimajin -ゆるゆるひまじん-

2017年12月1日(金)
ゆるゆるひまじんブログがスタート!
まだまだ訪問者は少ないですが頑張って更新していきます!!

スマートフォンで見る

下のQRコードからスマートフォン版にアクセス!
QR

ブログ内検索

お知らせ(公式Twitter)

応援お願いします!

ブロとも申請フォーム

お問い合わせフォーム

このブログの記事についてのお問い合わせはこちらからお願いします.

名前:
メール:
件名:
本文:

返信はyuruyuruhimajin●yahoo.co.jp(●→@) からします.諸事情により返信できない場合もありますのでご了承ください.

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

訪問者数